特許,著作権などの国家資格 知的財産管理技能士3級を取得する

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著作権から特許まで知的財産の範囲は広いです。例えば本を1冊見ても、本の内容は「著作物」であり、本の出版社は本の出版という業務に対するブランドである「商標」を持っているし、本のロゴが革新的なデザインを持っているなら「意匠」になります。このように日常生活の中で多くの知的財産を利用していることがわかります。これは逆に言うと、正しい知識をつけず誤った知的財産の利用をすると大きな影響があるということです。
今回の記事で紹介する「知的財産管理技能士」は著作権から意匠、商標さらには特許までを管理する能力を認めてもらえる国家資格になります。その一番初級である「知的財産管理技能士3級」の資格取得意の方法をまとめたいと思います。

目次

資格情報

知的財産管理技能士とは


知的財産教育協会によると知的財産管理技能士とは

企業や団体の中にいながら知的財産を適切に管理・活用して、その企業や団体に貢献できる能力を有する人が「知的財産管理技能士」

としています。
知的財産とはなじみ深い著作権から企業の重要な技術資産である特許から企業のイメージをもったいわゆるブランドと呼ばれる商標まで幅広くあります。
これらの管理・活用をするための知識や技能を国から認めてもらえる資格となります。

そうはいっても、知的財産とはなんなのかイメージが付きにくいと思ったので、以下に簡単にイメージをまとめてみました。

特許・実用新案法


特許・実用新案法は車でいうところのエンジンや制御装置などの革新的な技術的発明を守るものです。
これがないと、せっかく高い費用を使って革新的な発明品を開発してもすぐに他社に真似されてしまい健全な事業活動が行えなくなります。
そのため、特許法で発明を保護し、独占的にその発明を使用できるようになります。また、保護された発明はその権利者の資産となるため、譲渡や使用権を他社に与えて対価をもらうこともできます。
※実用新案法は保護対象や権利化プロセスが違いますが、イメージとしては特許よりももう少し敷居の低いモノに対する保護がかけられるようなものです。

意匠法


意匠法は車でいうところのフォルムや色などのデザインを守るものです。
例えば、この車のフォルムはxxxカーブに従って作られており、それによって空気抵抗が大幅に削減され車の燃費効率があがったとしたとすると、xxxカーブを採用した車のフォルムが独特のものになるため、意匠出願をすることでその車のフォルムを守ることができます。

商標法


商標法は車でいうところの自動車会社の社名や車の名称などいわゆるブランドと呼ばれるものです。
ブランドはこれまで企業が多くの努力をした結果に築き上げたものです。それを他社が勝手に使い、たとえば廉価で質の悪い品を出されてしまえば、そのブランド元の企業の信用が落ちてしまいます。
また、消費者からしてもどの商品が本物のブランド品なのか判断が難しくなり、混同してしまいます。
それを防ぐために、商標(ブランド)を守るために商標法で保護しています。

著作権法


上の車の図にはありませんが、知的財産には著作権も含まれます。
著作権は映画や音楽などでなじみ深いかもしれませんが、このブログだって著作物です。
著作権は著作した人を守る権利で、著作物を勝手にコピーしたり改変したりするのは著作権の侵害になります。

受験方法


年に3回(3月、7月、11月)、試験が実施されます。

試験の詳細は以下のリンクから行えます。
知的財産管理技能士検定 申込

上のリンクがつかえなかったら、知的財産管理技能検定のホームページからも申し込みできます。

受験料

等級 学科試験 実技試験
1級 8,900円 23,00円
2級 7,500円 7,500円
3級 5,500円 5,500円

※税別

試験内容

等級 試験種類 試験形式 問題数 試験時間
1級 学科 マーク方式(四肢一択) 45問 100分
実技 筆記試験と口頭試験 5問 30分
2級 学科 マーク方式(四肢一択) 40問 60分
実技 記述試験 40問 60分
3級 学科 マーク方式(三肢一択) 30問 45分
実技 記述試験 30問 45分

合格基準

等級 試験種類 合格基準点
1級 学科 80%以上
実技 60%以上
2級 学科 80%以上
実技 80%以上
3級 学科 70%以上
実技 70%以上

教材紹介


教材は以下の4つです。
1.知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト 2017年度

2.知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピード問題集 2017年度

3.知的財産管理技能検定(R) 3級実技スピード問題集 2017年度

4.判例付き 知的財産権六法2016 平成28年版

知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト 2017年度

本情報


■タイトル
知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト 2017年度
■価格(2017/2/19現在)
2,160円
■著者
早稲田経営出版
■ページ数
全196ページ
■章構成
Part0 概要
Part1 特許法・実用新案法
Part2 意匠法
Part3 商標法
Part4 著作権法
Part5 不正競争法防止法・独占禁止法・その他
Part6 条約
Part7 まとめ

■詳細

内容


知的財産管理技能士3級向けの参考書です。
学科、実技両方ともこの1冊でいけるます。
各章の「事例でチェック」で大まかなイメージを立てたうえで読むことができるので頭にすんなり入ってくると思います。
私はこの本を知識定着のための参考書および逆引き辞書として使用しました。

知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピード問題集 2017年度

本情報


■タイトル
知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピード問題集 2017年度
■価格(2017/2/19現在)
1,512円
■著者
早稲田経営出版
■ページ数
全248ページ
■章構成
Part1 特許法・実用新案法
Part2 意匠法
Part3 商標法
Part4 著作権法
Part5 不正競争法防止法・独占禁止法・その他
Part6 条約

■詳細

内容


知的財産管理技能士3級の学科向けの演習問題集です。
この問題集は解説がとても丁寧です。3級学科は三肢一択ですが、正解の選択肢だけでなく間違いの選択肢に対しても細かくなぜ間違っているのかを説明しています。
さらに各門に対して「プラスの技」で応用問題が乗っているので、応用力が付くだけでなく、その問題ごとの深堀をどこまですればいいのかが明確になります。
「プラスの技」まで正しく理解しておけば、合格できるはずです。

私はこの問題集を解き、間違えた問題は「知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト」まで立ち戻り確認をしました。
また、「プラスの技」もすべて解き、わからない問題はググるなりして解決させました。

知的財産管理技能検定(R) 3級実技スピード問題集 2017年度

本情報


■タイトル
知的財産管理技能検定(R) 3級実技スピード問題集 2017年度
■価格(2017/2/19現在)
1,512円
■著者
早稲田経営出版
■ページ数
全280ページ
■章構成
Part1 特許法・実用新案法
Part2 意匠法
Part3 商標法
Part4 著作権法
Part5 不正競争法防止法・独占禁止法・その他
Part6 条約

■詳細

内容


知的財産管理技能士3級の実技向けの演習問題集です。
学科と同じくこの問題集は解説がとても丁寧です。正解の選択肢だけでなく間違いの選択肢に対しても細かくなぜ間違っているのかを説明しています。

私はこの問題集を解き、間違えた問題は「知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト」まで立ち戻り確認をしました。
実技の問題は法律の穴埋め問題もあるので、重要なところは六法を見て条文を確認しました。

判例付き 知的財産権六法2016 平成28年版

本情報


■タイトル
判例付き 知的財産権六法2016 平成28年版
■価格(2017/2/19現在)
2,700円
■著者
角田 政芳
■ページ数
全457ページ
■章構成
第1編 知的財産基本法
第2編 産業財産権法
第3編 著作権法
第4編 植物新品種保護法
第5編 半導体チップ保護法
第6編 条約

■詳細

内容


知的財産に関する法律がまとめられた本です。
こちらはすべて読むわけではなく、テキストや演習中に不明点がでたときに法律的にどうなっているかを確認するときに使用します。
特に実技は条文がそのまま穴埋めになっている問題があるので、原点に立ち戻るときに活用できます。
また、条文がつらつらと記載されているので、前後の条文を読むと知識拡大にも役立ちます。

勉強方法


以下の4ステップで勉強を進めました。
(これまでいくつか資格を取得してきましたが、だいたいこの勉強方法で乗り越えてきました。)

勉強方法:4ステップ

ステップ1:知識詰め込み


知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト 2017年度を一気読みします。
概要を理解するのが目的なので、このときはとにかくスピード勝負で知識を詰め込みます。
不明なところ、重要そうなところは付箋でメモを残しておきます。
あまり長くやりすぎると飽きてしまうので、私はだいたい50-100ページ/日で予定を立てます。今回の「知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト」は200ページですので2~4日くらいで一度読み終えます。

ステップ2:知識定着させる


再度、知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト 2017年度を読みます。
このときは知識の定着を心がけます。
本だけでは解決できない問題はググるなりして、解決しておきます。
解決した内容は付箋なりでメモをきちんと残しておきましょう。
(私はこのときは本に直接書いてしまいます。)

ステップ3:問題集を解く


知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピード問題集 2017年度知的財産管理技能検定(R) 3級実技スピード問題集 2017年度を使って問題演習をします。
ここで間違えたときは問題集の解説にとどまらず、知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト 2017年度に立ち戻り復習をしましょう。
ここでも本だけでは解決できない問題はググるなりして、解決しておきます。
解決した内容は付箋なりでメモをきちんと残しておきましょう。

ステップ4:前日に参考書を一気に読み直す


知的財産管理技能検定(R) 3級学科スピードテキスト 2017年度を前日にもう一度読み直しましょう。
このステップは知識問題で絶大な効果を発揮します。
次の日の試験で悔いが残らないように、とにかく勢いで詰め込みましょう。
すでに演習もこなし何度も読み返しているはずなので、さらっと読み進められるはずです。

まとめ


今回は特許や著作権で保護される知的財産に関する管理能力を認めてもらえる「知的財産管理技能士」の初級である3級について記事をまとめました。
知的財産は企業でも訴訟問題につながることがあるため重要なスキルだと思います。
3級は比較的安易に取れるといわれているので、ぜひ取得し、スキルアップに活用してください。

以上!

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